油圧式ディスクブレーキの大きなメリットは主に「軽い力で良く効く」「雨の日でも影響しにくい」この2点が挙げられると思います。
事実、油圧式ディスクブレーキのTREK「FX3」から、現在の愛車である機械式ディスクブレーキのAllCity「MachomanDisc」に乗り換えた直後は「あれ、ブレーキ大丈夫?」と錯覚するほど効き具合の違いは感じました。
しかしあくまでも個人的な考えではありますが、私は機械式ディスクブレーキが気に入っています。
それは「普段の自転車の乗り方が機械式ディスクブレーキで十分だから」という理由もあるかもしれません。
今回は機械式ディスクブレーキの良さや、個人的に油圧式ディスクブレーキはできれば避けたいと感じている理由についてお話ししようと思います。
機械式ディスクブレーキと油圧式ディスクブレーキの特徴
機械式ディスクブレーキの特徴 | 油圧式ディスクブレーキの特徴 |
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・ワイヤーを使って制御する ・自分でも店舗でもメンテナンスしやすい ・ブレーキレバーを深く引く必要がある(ある程度の調整は可能) ・雨の日に弱い(制御力) | ・オイルを使って制御する ・メンテナンスがしずらい(デリケート) ・軽い力で操作でき、速度のコントロールも容易 ・雨の日も制御力に影響がない |
簡易的ではありますが、両者の大きな特徴を自分なりにまとめてみました。
とはいえ私は以前まで「油圧式ディスクブレーキのホース内にもワイヤーが入っている」と不思議な勘違いをしていたような人なので、温かい目で見てください。(笑)
上記で挙げた特徴の中でも、私はとくに「メンテナンス性」で機械式ディスクブレーキに魅力を感じています。
よく聞くのは、機械式ディスクブレーキなら「出先で何かあっても何とかなる」といった類の話ですが、私自身もそのように思います。
機械式ディスクブレーキが好きな理由
私は以前、TREKに取り付けられていた油圧式ディスクブレーキのホース交換を検討していた時期がありました。ハンドルの交換によって、ブレーキホースの長さが気になるようになった、というのが大きな原因です。
そこでいつもお世話になっているショップに相談してみたところ、「油圧式ディスクブレーキは非常にデリケートなのでTREKの取扱店へご相談を」とやんわり断られた経験がありました。
また、私の周りでも同様の話は小耳に挟んだことがあります。
かと言って自分自身で油圧式ディスクブレーキを触るのは難しいようで、インターネット上で調べてみても、自分で油圧式ディスクブレーキを弄っている方のブログや動画も多くはありません。
同居人には心配から「ショップにお願いした方が良い」とも言われていましたし、なんだか面倒に感じてきてしまったのですよね。
それ以来私の中では「油圧式ディスクブレーキって、何かあったときに面倒なんだ」というイメージが湧いて、機械式ディスクブレーキを好むようになりました。
何なら、私は意図的なダウンヒルや雨天走行をすることもないですし、Vブレーキやカンチブレーキなどでも良いと思っています。(見た目も好き)
ただ、敢えて機械式ディスクブレーキを選ぶことはあっても、今のところは敢えてVブレーキやカンチブレーキを選ぶことは無いのかな?とは思います。
もちろん油圧式ディスクブレーキにも素晴らしさはある
油圧式ディスクブレーキの使い心地はやはり素晴らしいです。それはストップ&ゴーが多い街中や下り坂で実感しました。
機械式ディスクブレーキを使った下り坂では以前よりもブレーキのかけ方に気を遣うようになったと思います。
油圧式ディスクブレーキなら、下り坂でもスピードのコントロールはかなりしやすいですし、何よりブレーキレバーを引く力が本当に軽くて済みます。
どこのショップでも対応できるということであれば、私は油圧式ディスクブレーキを選ぶでしょう。
機械式ディスクブレーキは「いざ」という時に楽
機械式ディスクブレーキにも油圧式ディスクブレーキにもメリットデメリットはあります。
一番は購入した店舗に持っていけば間違いないですが、私のように個人間の取引で愛車を譲り受けたというような場合には、油圧式ディスクブレーキだと対応店舗を探すか、自身でメンテナンスをする必要があるので少々面倒です。
しかしそもそも油圧式ディスクブレーキってそれほど頻繁に弄る場所ではないので、普段の乗り方や好みで選んでも良いとは思うのですが、やはり「いざ」という時のことも見据えておくと安心かなというのが私個人の考えになります。
また、いつになるか分からないですが、いずれはブレーキアウターケーブルの色を変えたいと考えているので、機械式ディスクブレーキなら自力でもなんとかなりそうですよね。
以上が、私が機械式ディスクブレーキを好む理由でした。