筆者が愛用しているオークリーのサングラス「PLAZMA(プラズマ)」。うっかり床に落として純正レンズに傷がついてしまったので、しばらく使用していませんでした。
交換レンズを色々調べていると「ZERO TECH BASE」というブランドから販売されている、PLAZMA専用レンズを発見。
なんだかんだ言って、オークリーのサングラスはフィット感や使用感が抜群なので、今回は傷ついたレンズをZERO製ミラーレンズへ交換することに。この記事では商品画像や着用イメージも交えて、レビューしていきたいと思います。
ZERO(ZERO TECH BASE)製レンズとは
今回私が購入したのは「ZERO TECH BASE(以下ZERO)」のレンズ。ZEROは大阪に実店舗を構える「OBLIGE(オブリージュ)」のオリジナルレンズブランドです。
ZEROとしては、主にオークリーのスポーツサングラスやゴーグルの、社外製交換レンズを取り扱っているようです。ZERO製レンズを一言でいうと「安くて高品質」といったところでしょう。
ポイント1.目の保護に適したポリカーボネート素材
ZERO製サングラスレンズは、防弾ガラスや宇宙服のヘルメットにも使われるポリカーボネート素材でできています。(調光レンズはNXT素材)
衝撃によるレンズの貫通が難しく、目を保護するための素材としては最適です。また、温度変化による性能の劣化も起こりにくいといわれています。
ポイント2.フレームの湾曲に合わせた「プリズム補正」
サイクリング用のアイウェアは、外部からの風やゴミの侵入を防ぐため、ファッションサングラスよりもレンズのカーブが強く作られています。
レンズのカーブが強いと視界が歪んだり、対象物がズレてみえたりしますので、それを補正するのが「プリズム補正」です。ZERO製レンズにはプリズム補正が施されており、カーブの強いレンズでも、見え方の違和感が発生しにくい特徴があります。
ポイント3.純正レンズに合わせて作られたオリジナルレンズ
ZERO製レンズは純正メーカーとは関係のない社外製のオリジナルレンズです。
しかし純正のフレームで違和感なく利用できるように、レンズの厚みや透過率、カッティングなど細部にこだわって作られています。
ポイント4.撥水、ハードコート、紫外線カットも欠かさない
99%の紫外線カット率、傷がつきにくいハードコート、指紋や皮脂汚れを拭き取りやすい撥水コート機能を備えており、スポーツサングラスとしての性能をしっかりと発揮してくれます。
オークリーのサングラスはやっぱり性能が高い
2023年のサイクリングシーンでは、Solaiz(ソライズ)のサングラスをよく使用していました。レンズの透過率が高いので夜でも使えたり、普段のお出かけにも馴染むデザイン性が気に入っていたんです。
ただ、コンタクトレンズ使用者としてはオークリーサングラスの防風性能はかなり魅力的。Solaizも慣れてしまえば全く問題なく使用できていましたが、やはりたまにオークリーサングラスをかけてみると、防風性能は各段にアップするなと感じました。
なぜオークリーのサングラスをメイン使用しなくなったのか
1.レンズの傷がどうしても気になってモチベーションが下がってしまう
2.せっかくの綺麗な景色が暗く見えてしまうレンズをかけたいと思わなくなった
私が持っているPLAZMAのレンズは可視光線透過率が低く、視界がブラウンがかって暗く見えます。
眩しさを軽減する効果は抜群ですが、Solaizサングラスの肉眼に近い見え方を知ると、綺麗な景色にブラウンのフィルターがかかるのは勿体ないと感じてしまうようになりました。
オークリーのPLAZMAは初めてのアイウェアだったので、そのあたりは全く考えてなかったんですよね。
あとは、やはりレンズに傷が入ってしまったことも理由の1つです。
レンズに傷がついたためZERO製レンズへ交換することに
小さい傷に思われますが、割とひと目でわかる程度です。サイクリングの休憩中に発見した時は、かなりショックでした。(笑)
その後、全く使わなくなってしまって勿体ないという気持ちも少なからずあったので、レンズ交換をすることにしました。
【レビュー】選んだのはZERO製ミラーレンズ「ルビークリア」
オークリーPLAZMA用のZERO製レンズには、ミラーレンズ・偏光レンズ・調光レンズといくつか種類があります。
その中で私が選んだのは、ミラーレンズの「RUBY CLEAR(ルビークリア)」というレンズカラーです。ミラーレンズとしては可視光線透過率が高く、かなりクリアな見え方になります。
購入時点での価格は送料込みで4,480円。
なお、私がオークリー取扱いショップで純正レンズの交換について問い合わせた時は、レンズの種類によって5,300円~10,000円くらいでした。これといって「いいな」と思うレンズカラーもなかったので、今回は安いZERO製レンズを購入します。
専用の保管袋に包まれて商品到着
届いたZERO製レンズがこちら。左右のレンズ用に仕切りがついた専用の保管袋に包まれていました。
商品画像だと青っぽい印象でしたが、外側のレンズには思ったよりも赤みを感じます。当たり前ですが、傷ひとつなく綺麗な状態ですね。
ZERO製レンズとオークリーPLAZMAレンズを交換
自分で純正レンズを外して交換しました。レンズを購入したOBLIGEの商品ページにレンズの脱着方法の動画が掲載されています。
レンズを外す時は内側から外へ押し出し、レンズを装着する時は外側からレンズの端を押さえてフレームの溝にはめ込みます。
最初は少し怖かったですが、案外丈夫なもので、無事に交換することができました。
ZERO製レンズへ交換したサングラスの着用イメージ
今回のZERO製ミラーレンズ「ルビークリア」は可視光線透過率が85%とクリアに近いので、レンズの向こうは透けて見えます。もちろん、自分側からの見え方も肉眼に近く、とてもクリアな見え方です。
また、可視光線透過率は高いものの、こちらはあくまでミラーレンズ。「クリアレンズ」に比べて適度にカラーや反射が入るので、見た目としてもしっかりサングラス感が感じられます。
今シーズンはオークリーのサングラスが再熱しそう
今回はレンズを交換しただけなので、オークリーサングラスの防風性能はそのまま。
オークリーのサングラスをメイン利用しなくなった原因である「傷」と「透過率」が全て解消されたので、今シーズンのサイクリングではオークリーPLAZMAのサングラスが再熱しそうです。
精度の高いレンズが4,000円ちょっとで買えるので、オークリーサングラスのレンズ交換で悩んでいる方はチェックしてみてください。