「前からサイクリングを予定していた日なのに風が強い」
「思い付きで自転車に乗りたくなったけど、風が強そう」
そんな時、モヤモヤしながら何度も窓の外や天気予報アプリを確認しながら自転車に乗ろうかしばらく迷っちゃう人。私です。(笑)
私が住む地域の春はとにかく風が強い。来る日も来る日も風速6m、7mは当たり前でなんですね。
しかし毎日のように天気予報アプリとにらめっこをして、時間を見つけては自転車に乗る日々を繰り返す中で、やっと自分の中で風が強い日の判断基準が分かってきたんです。
今回は風が強い日の自転車はどうすべきか、どうしても漕がないといけない場面ではどう対処するかについて、経験からお話をしようと思います。
私がいつも参考にしている天気予報アプリについて
天気予報アプリは色々ありますが、個人的にはあまり色々な種類の天気予報を見てもキリがないので、最近は主に「Yahoo!天気・災害-天気予報」を見ています。
たまにスマホにデフォルトで入っている天気予報アプリも見ますが、Yahoo!の天気予報だと近隣のユーザーが「天気は良いけど風が強い」「(雨が)ポツポツきてます」などリアルタイムで実況してくれているので、参考にしやすいです。
なお、「Yahoo!天気・災害-天気予報」の主な情報提供元はウェザーマップほか各情報提供元だそうですよ。(Yahoo!天気・災害ヘルプより)
Twitterでリサーチするのもおすすめ
天気予報アプリと、もう一つ私が参考にしているのがTwitterです。
風の強さが怪しい日にTwitterの検索タブで「○○(地域名) 風」とだけ入れて検索すると、そのエリアにいるであろうユーザーが「今日の○○(地域名)は曇っていて、風も強い…」など状況を呟いているので参考になります。
「どれだけ慎重なんだ」と思われるかもしれませんが、やはり自転車に乗れる時間は貴重ですし、時間も気持ちも無駄にしたくないので、私はかなり入念に調べたうえで判断しがちです。(笑)
個人的には風速6mあたりが潔く諦めるライン
個人的には、自転車に乗る前に「風速6m(以上)」の表示を見たら迷わず諦めます。
あくまでも「Yahoo!天気・災害-天気予報」のアプリの中で、私が住んでいる地域に表示されている風速のお話なので参考程度に聞いていただければ幸いです。
自転車にハマり始めた頃は風速6m、7mの表示でも自転車に乗った経験がありますが、風が強すぎます。(笑)とくに横風は結構危険なので、潔く諦めたほうが良いでしょう。
本当に何も知らない初心者の頃は、風速の目安も危険度も全く分からないですよね。
川沿いなどで遮るものが少ないサイクリングロードを走ると風の影響が顕著です。
午前中の風速が6m以上でも、予報上夜には風速1m、2mと落ち着くこともあるので「夜にまた考えようかな」と一旦諦め、夜に走ることも多くあります。
【天気予報の風速別】私の自転車体験談
ここからは実際に天気予報の風速を見て自転車に乗った時の体感的な部分を、風速別にお話します。
やはりあくまでも天気予報アプリの私の地域で表示されている数値、個人の感想であることを踏まえて参考にしていただけたら幸いです。
風速1m~2m:ほぼ問題なし
天気予報のアプリで「風速1m~2m」の時は、ほぼ風を気にせず自転車に乗れます。
よほど天気予報が外れている様子でもなければ外に出て問題はないでしょう。
風速3m:ほぼ問題なし、時々風を感じる
経験上の印象ですが「風速3m」の表示も、ほぼ問題はないと思います。私だったら天気さえ良ければとりあえず外に出てみますね。
天気予報アプリの「風速3m」を諦める基準にしてしまうと、諦めてしまう日の方が多くなってしまうかもしれません。
比較的快適に自転車に乗れるけれど、遮るものがない開けた場所(サイクリングロードなど)では、風を感じることもあるでしょう。
個人的には自転車に乗っていて「ちょっと風があるかな?」と感じる程度であることが多いですが、風速3mの表示であれば、準備をして実際に一度外に出てみるのがおすすめです。
風速4~5m:走れないことはないけど、向かい風はつらい
「風速4m~5m」となると、向かい風がつらく感じると思います。
とくにフラットバーなどで上体を起こして自転車に乗っている方は、前に進みにくく感じたり、横風なんかが吹くとハンドルが取られる可能性もあります。
「風速4m~5m」では家にいる時に風の音が聞こえることも多いので、風の音を聞いて風の強さや風が強く吹く頻度を判断することもあります。
このあたりの風速は気分と状況次第での判断となることが多いです。
「どうしても自転車に乗りたい気分(乗らないとモヤモヤする)」
「しばらく自転車に乗っていなかったから、ちょっとでも運動したい」
「用事がある」などであれば私は乗るかなと思いますが、同時に覚悟も決めて外出します。(笑)
風速6m以上:不快に感じたりイライラすることもある
「風速6m」もしくはそれ以上の表示だと、不快に感じたりイライラしてしまうことも多かったように思います。
自転車にハマりはじめた頃は何でも楽しかったので、「風速6m」や「7m」の表示でもサイクリングロードに出て「風やばすぎ~」なんて思いながら楽しんでいましたが、乗り慣れた今はそうでもなかったりします。
雨だけであれば自転車のギアを揃えて楽しんでいる方も多いと思いますが、強風はどうでしょう。
とくに遮るものがない開けたサイクリングロードなんかは、すべての強風を体で受けることになりますし、個人的には他者におすすめすることはできません。
もちろん、「自分は強風に立ち向かってペダルを漕ぐのも好きだ」という方は安全に気をつけて楽しんでほしいなと思います。(笑)
風が強い日に自転車を漕がなければならない時
自転車に乗っていると、途中からどうしても風が強まってきたり、風向きが変わって行きも帰りも向かい風になったりすることがあります。
そんな時に少しでも負担を軽減するためには、どのような漕ぎ方をすればよいのでしょうか。
- とにかく前傾姿勢になる
- 軽いギアで漕ぐ
- 風が弱まった瞬間に距離を稼ぐ
すぐに実践できる対策は主に上記の3つです。
とにかく前傾姿勢になる
まず、第一におすすめしたいのが「前傾姿勢」です。
上記の画像のように姿勢は低く、両脇を締めてできる限りコンパクトになりましょう。
「空気抵抗」という言葉を聞いたことがある方もいると思いますが、風が強い日はとくに空気抵抗の影響を受けやすいです。
実際のところ、上体が起きるフラットバーのハンドルと、画像のように自然な前傾姿勢になれるドロップハンドルでは進みやすさが異なります。
とはいえ、風が強い日はドロップハンドルでもつらい時はつらいですが…。
フラットバーハンドルの場合も、バランスが保てる範囲内でできるだけ前屈姿勢になり、空気抵抗を減らす姿勢を心がけましょう。
軽いギアで漕ぐ
とくに向かい風が強い日は、軽めのギアで漕ぐと足の負担を軽減できます。
その分速度は遅くなりますが、ペダルを回していた方がバランスをとりやすいので横風によるリスクも若干減らせるでしょう。
ただでさえ風の抵抗を受けているので、ギアを重くするとペダルがいつも以上に重くなり、足に負担がかかってしまいます。
風が弱まった瞬間に距離を稼ぐ
風が強い日は風が弱まる瞬間もあると思いますので、その瞬間を狙って積極的にペダルを漕ぐと良いでしょう。
強い風が吹いている時にペダルを頑張って漕いでも思った以上に進まず、より気分が下がってしまう可能性があります。
風が強い中でどうしても自転車に乗らないといけない時は、ひたすら目的地に着くことだけを考えて、心を無にして走りましょう。(笑)
余談:自転車に乗れない日の趣味もあると尚良い
私のように「特別ハマっている趣味が自転車くらいだ」という方は、急に自転車に乗れなくなると落ち込むこともあると思います。
そんな時のために、自転車に乗れなくても楽しめる趣味を1つ2つ持っておくのもおすすめです。
私は自転車に乗れない時はアプリゲームや携帯型ゲーム機で遊んだり、動画を視聴したり、温泉に浸かって癒されたりして、上手く気分を保っています。(笑)
風が強い日の自転車は風速6mを目安にすると判断しやすい
自転車が好きすぎると、多少風が強そうな日であっても「乗ろうかな、どうしようかな」と迷うことってありますよね。
私の場合は、風速4m~5mは風が強めだけど気分と状況次第では乗る、風速6mは諦めの基準として考えています。
気温が高い夏の日は多少風が強くても乗れることも多いので、迷ってしまう方は一度玄関の外に出て確認するのが良いですよ。
難しい日はさっと諦めるか、ナイトライドに持ち越しましょう。
心地よく自転車に乗れるサイクリング日和はたくさんあります。