自転車に乗りながらイヤホンで音楽を聴くことは、法律で直接的に禁止されているわけではありません。しかし、各都道府県地域による条例や交通規則では、自転車とイヤホンの併用について「周囲の音が聞こえない状態で運転をしないこと」といった主旨のルールを定めているエリアが多いようです。
つまり周りの音が聞こえて安全な状態であれば、自転車に乗りながら音楽を聴いても良いということですね。
そんな中、私は人と一緒にサイクリングをすることもありますが、1人でサイクリングをしている時にかなり重宝しているイヤホンがあります。それがambie(アンビー)の「AM-TW01」という、耳を塞がないイヤホンです。
安全に音楽を聴きながら自転車に乗れたら最高じゃないですか
私は自転車にハマった当初から、「音楽を聴きながらサイクリングができたら最高なのに…!」と感じることが多々ありました。
緑が生い茂るグラベルロード、風に吹かれながら走る大きな川を跨ぐ橋、体力をつけるために走るいつものサイクリングロード…色々な場面で「あの曲を聴きながら走りたいな」と思い浮かべる瞬間が多かったんですね。
でも耳を塞いでしまうイヤホンは音量を下げても外音が聞き取りにくくなり危険ですし、かといってスピーカーでズンチャカと大音量で音楽を垂れ流すのも気が引けます。
そこで見つけたのが、耳を塞がないイヤホン「ambie AM-TW01」です。
ambie AM-TW01はアクセサリー感覚のイヤカフ型イヤホン
この耳を塞がないイヤカフ型イヤホン「ambie AM-TW01」を見つける前は、骨伝導イヤホンが気になって調べていました。
しかし安全を優先する場面においては「あまり音質にはこだわらなくても良い」というのが私の考えでして、装着性や価格面、デザインなども含めて色々と調べていたところ、偶然「ambie AM-TW01(以下ambieイヤホン)」を見つけたというわけです。
購入当初の定価は15,000円だったと思いますが、2023年4月現在は少し値上げされて定価16,000円となっています。また、ambieイヤホンはカラーバリエーションが豊富で、画像にある白ともう一つのスタンダードカラーであるブラック以外は定価が17,000円です。
最初に販売された有線タイプのイヤカフ型イヤホンであれば約6,000円ほどで購入できます。
画像を見ていただくと分かる通り本体は非常にコンパクトです。コンパクトという観点で見るとAirPodsProにも似ていますね。
ファッショナブルなだけでなく、思わず付けていることを忘れるほどの快適な装着感も魅力です。
耳の穴側にステレオスピーカーがあり、左右からは思いのほか立体的な音楽が聴こえます。
耳の裏側には充電をするためのマグネットと操作ボタンが付いていて、音量調節・再生・一時停止・スキップなどの操作が可能です。
サイクリング中はスマホをバッグに収納している方も多いと思いますので、シンプルに操作ができるのはとても便利ですよね。私が愛用しているスマートウォッチ(Xiaomi Watch S1)からも各操作ができるので、サイクリングのお供としては最強だと思います。(笑)
イヤホン部分はこんな感じです。手前からLEDライト、スピーカー、充電マグネット、そして分かりにくいですが奥側に目立たない物理ボタンがついています。
自転車と相性抜群のイヤホン「ambie」の良い点・惜しい点
サイクリング用と割り切って購入したこともあり、個人的な満足度はとても高いです。
しかし自転車に乗りながら利用するイヤホンについては、人それぞれ求める部分が違うと思いますので、できるだけ客観的に良い点と惜しい点をまとめたいと思います。
ambieイヤホンの良い点
1.音量を上げても音楽、車の音、話し声が聞こえる 2.風速7mの中で走っても外れることが全くなかった(笑) 3.ステレオスピーカーで音が立体的 4.思ったよりも音質が良い 5.ambieの専用アプリでイコライザが使える 6.物理ボタンの操作内容をカスタマイズできる 7.デザイン性が良い |
ambieイヤホンの良い点をまとめました。
上記のうち「1」をクリアしている時点で、個人的には自転車用イヤホンとしての役割は十分に果たしていると思います。
ambieイヤホンは「ながら聴き」をしたい方にはかなりおすすめです。
とくに、音質よりも安全に自転車に乗りつつ好きな音楽を聴くことを重視している方にとっては16,000円の価値は感じられるのではないでしょうか。
音質にもこだわりたい方は、SONYのLinkBudsや骨伝導イヤホンなども検討してみると良さそうです。
もちろんambieイヤホンが音質が良くないというわけではありません。
恐らく音楽をそれなりに楽しみたい方でも満足できるのではないかなと感じます。(個人の感想です。)少なくとも音楽を聴くことが好きな私自身は「思ったよりも音質が良いな」と感じました。
ambieイヤホンの惜しい点
1.音量を上げると若干音漏れする(地下鉄車両などでの大音量利用は向かない) 2.重低音はやや弱い 3.耳の形によっては合わない可能性がある |
正直なところ、自転車用にと割り切って購入したので言うほどのデメリットはありません。
強いて惜しい点として挙げるなら上記の3つかなと思います。
一番気を付けたいのは「耳の形」です。
ambieイヤホンはイヤカフ型なので、耳たぶが厚い方や、耳の横端から耳穴までの距離が遠い方は、ambieイヤホンのスピーカー部分が届かなかったり、上手く装着できなかったりする可能性はあるでしょう。
音漏れについては「サクリング」で利用する分には気にならないと思います。
信号待ちで人が立ち止まっていれば、「何か聴いているんだな」と思われるくらいかなと。(笑)
一方で地下鉄の車両内など静かな場所で音量を上げて聴く場合は、若干目立つかもしれません。
それでも、そういった場面では少し音量を下げれば音漏れがなくなるので、サイクリング以外の用途でも利用したい方は都度音量調節をすれば良いと思います。
自転車に乗りながらでもイヤホンで音楽は楽しめる!
イヤカフ型イヤホン「ambie AM-TW01」は耳を塞がないので、好きな音楽を楽しみつつも車や歩行者の話し声などを聞き分けることができる便利なアイテムです。
「音楽は好きだけれど、サイクリング中に耳を塞ぐのは危ないよね」と諦めかけているような方は、ぜひ体感してみて欲しいと思います。
とくに自転車が好きでしょっちゅう1人でサイクリングをしているような方は、自転車用のイヤホンとして購入しても元は十分に取れるでしょう。(笑)